お歳暮について

お歳暮

お歳暮の起源、お歳暮とは?

お歳暮は、お世話になっている人に日頃の感謝の気持ち、「来年も変わらずよろしくお願いします」という気持ちを込めて贈るもので、始まりは室町時代からと言われています。 年の暮れから正月にかけて行われていた、家々の先祖の霊を祭る行事の際に使われるお供え物がお歳暮の始まりと言われています。そこで用意したお供え物を両親や親族、ご近所の方に配るようになり、これらが「歳暮」「お歳暮」と呼ばれるようになったようです。 時代とともに変化・様変わりしているお歳暮ですが、古くからある日本の伝統でもありますので、贈る時期・贈る品物・ご挨拶状など基本的なマナーを踏まえた上で、失礼のないよう、心を込めて贈るようにしましょう

お歳暮を贈る時期

お歳暮は本来、12月13日を過ぎてから、できれば20日くらいまでに贈るのが良いと言われています。なぜ13日を過ぎてから贈るのかというと、12月13日はお正月の準備を始める日という昔ながらの考えがあるためです。 ただし、近年はこのような慣習も変化してきています。前倒しではじまる歳末商戦、現代的な諸事情などにより、11月下旬頃からお歳暮を贈っても失礼にあたらない風潮に変わってきています。 大切なのはやはり相手の事情や都合を思いやって贈ることです。相手がきちんと贈りものを受け取れる日時に贈ることや、相手の負担にならない贈りものをチョイスすることが大事です。

お歳暮の相場、選び方

お歳暮の贈りものの金額は、一般的には3,000円~5,000円くらいのものを贈る方が多いようです。一年の終わりに相手への感謝の気持ちをお伝えする贈りもの。すごくお世話になったからと、10,000円以上のものを贈りたいという方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、高額な贈りものはかえって相手に気を遣わせたり困らせてしまう場合や、お歳暮で高額な贈りものを贈るのは失礼にあたるという考えも一部ではあるようです。 また、少人数のご家庭や独身の方には量より質を重視したものを、お子さまのいるご家庭にはご家族そろって楽しめるものをチョイスするなど、相手に合った贈りものは何かを考えながら選ぶのがポイントです。

お歳暮の渡し方

お歳暮ギフトは、配送するのが主流です。特にお世話になっている方や近隣の方へは例年通り直接持参したいものですが、お歳暮は相手に配慮をして配送することを基本としましょう。 贈りものは、より良い人間関係を築くためのコミュニケーションアイテムの一つです。マナーやエチケットに反するようなことがなければ必要以上に形式や風潮に左右されることはありません。いちばん大切なのは、伝えたい気持ちに適確なもので、なおかつ相手にも喜んでもらえるものを選んで贈るということでしょう。